ここでいう「スペクトル」とは、機器分析化学や、天文学におけるエネルギースペクトルを示します。S/B比が特に悪いスペクトル、つまり信号強度が小さく、バックグラウンドが大きいスペクトルや、S/N比の悪いスペクトル、つまりノイズが大きいスペクトルの解析には困難を伴う場合が多いといえます。スペクトル解析は、時にその後の解析結果を左右してしまうほど重要であり、様々な研究開発分野の根幹を成す技術の一つであるといえます。

当社で基礎的な研究(例えばバックグラウンド信号の除去に関する研究など)を行っているわけではありません。しかし、日常より論文を読み、最新の、基礎的な研究の動向を把握しています。また論文からコードをおこすことができます。一方バックグラウンド信号を除去した上でデコンボリューションを行ったり、入射光エネルギーのキャリブレーション、分光器のバンドパスの適切な評価、分光器による高次光の評価、および解析ソフトを用いたカーブフィッティングによるラインプロファイルの評価などを得意としています。

当社では高エネルギー加速器研究機構、放射光科学研究施設において孤立金属原子の分光実験を行った経験があります。機器分析化学や天文学のスペクトル解析技術の向上と応用に、なんとか役に立ちたいと思っています。