荷電粒子の軌道解析といえば、例えば宇宙線(宇宙を飛び交う荷電粒子の総称)のエネルギー分布の解析や、真空装置を利用する分析装置内(SEMやTEM、EPMAやSIMSなど)における電子レンズや電極、エネルギーアナライザーの設計に利活用されていますし、液晶用大型ガラス基板に対応したITOマグネトロンスパッタにおけるITOの色ムラ解消を目的としたプラズマやスパッタ粒子のエネルギー・化学状態解析にも使われており、その適用範囲はますます広がりつつあるといえます。宇宙空間や真空装置内だけではなく、マスク描画やFIB加工における固体内電子(またはイオン)散乱過程の解析にも荷電粒子の軌道散乱解析は利用されています。更には、加速器に関する基礎研究においても、このような軌道解析は重要であると考えられます。

荷電粒子の軌道・散乱過程の解析技術は、我が国が世界に誇りえる重要な基盤技術の一つだと当社は考えております。当社は荷電粒子の軌道解析に必要な計算手法の選択、モデル化、計算機環境の最適化(並列計算などHPC)に関する広範囲で専門的な知識を有しており、我が国産業社会の発展に寄与したいと熱願しています。これからもお客様からの幅広いニーズにお応えし続けます。